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2012年1月

2012年1月28日 (土)

ケロッピー前田展「ホルマリン・スケープ ~1万年後のためのスキン&ブレイドの風景~ 」

Keroppy_maeda_3

ケロッピー前田展
ホルマリン・スケープ
~1万年後のためのスキン&ブレイドの風景~

Keroppy Maeda Exhibition
"Formalin Scape"

2012年3月15日(木)~4月9日(月)@カフェ百日紅
東京都板橋区板橋1-8-7小森ビル101 03-3964-7547

「ホルマリン・スケープ」とは、作品化されたホルマリン標本に映し出される心象風景である。そこにはブレイド(医療用メスの刃)があり、スキン(生きた人間から剥がされた皮膚)があり、鮮血を拭い取ったペーパーがあり、高濃度のホルムアルデヒド溶液が充満されている。
 私、ケロッピー前田は、フォト・ジャーナリストとして、ピアス、タトゥー、身体改造などのドキュメンテーションを続けてきたが、その中でも「ホルマリン・スケープ」のシリーズは、特に抽象的な形で“身体を改造すること”を表現しようとしている。
 被写体となったホルマリン標本は、「CLONE L AND R」と題され、2005年にフランスの身体改造アーティスト、ルーカス・スピラとのコラボレーションによって生まれたものをホルムアルデヒド溶液に投入したものである。透明のアクリル板に挟まれた素材は私自身の額から剥がされた皮膚であり、そこから取られたDNAがクローン技術によって試され、“私”がいつの日か蘇生するかもしれない。そんなことが実現するのは、1万年後のことかもしれないが、常に未来的なヴィジョンを思い描きながら、ホルムアルデヒド溶液の気泡の向こう側に“未来”を探して欲しい。(ケロッピー前田)

※会期中毎週末に豪華ゲストを迎えてのトークライブあり。

3/17(土)19:00 - 鈴木孝(TH編集長)、辻陽介(VOBO編集長)、みーな(着ぐるみスト)、なまこ(イラストレーター)
3/24(土)19:00 - 徳野雅仁(イラストレーター、自然農法)、シギー吉田(写真家)、福田光睦(Modern Freaks主宰)
4/1(日)17:00 - ゴッホ今泉(イラストレーター、デパートメントH主宰)、Kid'O(ラバーショップKurage)、サエボーグ(インフララバーアーティスト)
4/7(土)19:00 - 釣崎清隆(死体写真家) and more...

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