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2012年8月

2012年8月10日 (金)

シャレコーベ・ミュージアムの全貌!!!

2012年8月18日(土)&19日(日)に、【スカルTシャツ・コンテスト】の開催を予定、ここに来て、日本中のスカルファンたち大注目となっている「シャレコーベ・ミュージアム(SKULL MUSEUM)」。

日本の頭蓋骨学の権威・河本圭司教授のプライベート・ミュージアムの全貌に迫る!!

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まず建物がガイコツになっているのが凄い。


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●30年前サンフランシスコで入手。目にガラス玉が入っており、その頭蓋骨との衝撃的な出会いがコレクションを始めるきっかけとなった。

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●推理小説家・折原一さんが寄贈。ボルネオの首狩り族、ダヤク族のもの。

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●ペルー(インカ)で入手した黒曜石の「ツミ」。およそ2千年前から「穿頭(頭蓋骨に穴を開ける行為)」の道具として用いられた。


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●頭頂に穴が開けられた「穿頭頭蓋骨」(レプリカ)。


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●膨大なスカルTシャツ・コレクション、今年8月には特別展を企画している。


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●スカルグッズやオモチャを通じて、幅広く文化や歴史を学ぶ。


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●メキシコは骸骨を奉る国。そこで最も有名な女流画家フリーダ・カーロは骸骨の作品を多く描いており、そのイメージは置物にもなっている。


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●スカル芸術コレクションの中には書道の作品も。


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●ネパールをはじめとするアジア地域では、ヒンズー教とのかかわりなどから、スカル・モチーフの神々が多くみられる。

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●絶滅した心優しきネアンデルタール人を忘れぬため、金メッキ、銀、銅、真鍮、大理石、ガラスの素材で彼らの頭蓋骨を製作、展示している。

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●世界最大級のクリスタル・スカル。ネパールの職人にスペシャルオーダーして作らせたものという。

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●日本のミイラ技術の最高傑作。約100年に埋葬されたお殿様が素晴らしいミイラとなって掘り起こされた。遺族の希望で焼かれてしまったが、その復顔が展示されている。

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●CTスキャンのデータをもとに、河本教授自身の頭蓋骨が再現された。同様の方法で、脳外科、神経学、人類考古学のトップの3D頭蓋骨模型が永久保存されている。


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●約700万年前、最古のヒトといわれるサヘラントロプス。ミュージアムの外壁には巨大サイズのものが飾られている。


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●人為的な頭蓋変形は有史以前から世界各地で行われてきた。頭に板を当てて締め上げ、乳幼児から長期間圧迫することで変形頭蓋を作ることができる。


ここでしか見れない!! 世界中から集められた驚愕のコレクション!!
頭蓋骨学の権威・河本教授のプライベート博物館
「シャレコーべ・ミュージアム」


 世界初、頭蓋骨に特化した私設博物館「シャレコーベ・ミュージアム」が日本にオープンした。館長である河本圭司氏は、関西医大名誉教授を務め、脳外科医として患者の治療に当たるとともに、頭蓋骨腫瘍を専門的に長年研究し、その過程で頭蓋骨にかかわる科学や歴史、文化、芸術にまで興味を広め、膨大なコレクションを持つに至った。
「シャレコーベというと、特に日本では不気味なもの、気持ちが悪いものというイメージが強い。でも、このミュージアムは、お化け屋敷みたいなところではなく、解剖学や人類考古学といったサイエンスと、メキシコ、ペルーといった各国のシャレコーベ文化という、二つの側面を見れる。ぜひとも若い人たちに来てもらって、本物を見て、知って、触って欲しい。頭蓋骨って、単なる脳の入れ物じゃない、その本当の意味を知ってもらいたい」
 そう語る河本教授は、頭蓋骨腫瘍の研究において、医学の世界でも先駆的な存在で、正常な頭蓋骨、異常な頭蓋骨、病気の頭蓋骨を比較研究し、その成果を『頭蓋骨学』という学術書にまとめている。また、学会等で世界を旅するときに、医学標本や博物館を見て廻り、シャレコーベにまつわる歴史的文化的な地を訪れ、スカルグッズの収集にも熱を入れてきた。そのような文化面での探求は、『シャレコーべの謎紀行』に詳しい。そして、約30年間に渡る河本教授の研究の成果が非常にわかりやすい形で結実したのが、昨年2011年11月11日にオープンした「シャレコーペ・ミュージアム」だった。しかし、これほどの収集に駆り立てられた理由な何だろう。
「僕は脳外科医として、毎日のように本物の頭蓋骨には触れていた。でも、30年前に学会でサンフランシスコに行ったときに、ある骨の専門店で、目にガラス玉が入った装飾頭蓋骨と出会って、身震いするような衝撃を受けた。シャレコーベに関するあらゆるものを集めなくてはならないと思ったわけですよ」
 そこからのコレクション拡充は、常に世界トップを意識した凄まじいものとなった。グレイトフル・デッドのTシャツから韮沢靖のフィギュア、各種のハロウィン玩具と、スカルグッズの収集だけでも質と量ともに群を抜く。海外の民族品コレクションでは、中国清時代の死刑執行の印、チベットの頭蓋杯、ネパールの髑髏王冠と、ひとつひとつのポテンシャルが高い。芸術品としては世界最大級のクリスタルスカルをはじめ、芸術家や職人にオーダーして作らせた特注品も多い。そして、何より河本教授のアイデアを設計に取り入れたミュージアムの建物が凄い。正面入口からシャレコーベの外観を持ち、路上に面した背面の縫合線の模様が印象的だ。さらに、ここでしか見れないものに、なんと河本教授自身の3D頭蓋骨模型がある。
「僕がずっと頭を悩ませていたことのひとつに『自分の頭蓋骨を展示したい』というのがあった。遺言でも残せばいいかとも思ったけど、4,5年前にCTスキャンのデータから3D頭蓋骨模型が作れるようになった。そこで、脳外科、神経学、人類考古学のトップにも永久保存したいと願いしました。いまは、中国、韓国の脳外科のトップの頭蓋骨模型も保存されていますよ」
 世界でも唯一の貴重な展示物が目を惹くと同時に、オモチャやTシャツのコレクションは肩肘張らず、より幅広い層にアピールするものである。今年8月には、スカルTシャツの特別展と、来訪者を対象としたコンテストも企画されている。そんな絶好の機会に、ぜひともコレクションの実物に触れて欲しい。

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河本圭司(かわもとけいじ):1943年生まれ、関西医大名誉教授、脳神経外科、頭蓋骨学。主な著書に『アトラス頭蓋骨学』『カラーで見るシャレコーべの謎紀行』(ともにメディカ出版)がある。

シャレコーベ・ミュージアム
場所:兵庫県尼崎市浜田町5-49
開館日:土曜日&日曜日 午前10時~午後5時
予約しないと入館できません(大人500円)、詳細はHPで。
HP : http://skull-museum.jp/
E-mail : skull-museum@m9.dion.ne.jp
2012年8月18日(土)&19日(日)
【スカルTシャツ・コンテスト】特別展「スカルTシャツ」
[審査]自慢のスカルTシャツ(長袖、短袖、ランニングなど)を着用してご来館ください。そのTシャツのお似合い度、ファッション性、着用の理由などを審査します。
審査委員[河本圭司館長、小田隆(画家/成安造形大準教授)、丸岡和吾(陶芸家)、ケロッピー前田(ライター/カメラマン)、人類考古学者(予定)]
※2日間は予約不要、子供入館(200円)&コンテスト参加可/コンテスト参加者(300円)
※賞金:1位(1万円とトロフイ―)、2位と3位(5千円と楯)

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2012年8月 2日 (木)

ドイツ・フランクフルト

7月6日〜20日まで、ドイツ・フランクフルトにて、ケロッピー前田写真展『Re-shaped』が開催されました。

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オープニングに地元のテレビ局が取材に来ました。


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というわけでケロッピーもフランクフルトに。


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ギャラリーのオーナーで地元の美術大学Hfgの教授でもあるヴェルナーさんが作品の解説を手伝ってくれました。


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オープニングパーティには、ヴェルナーさんのお友達、大学の生徒さんたち、地元のアート好きの方々が集まってくれました。親日家の人が多く、痛みを呼吸や意識でコントロールする「ペイン・コントロール」の話をしたら、それについて、よく質問されました。


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フランクフルトは、ベルリン、ハンブルクに並ぶ、ドイツ三大都市のひとつ。特に古いものと新しいものが混在し、外国人も多く受け入れている多国籍都市といわれています。


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というわけで写真展は大成功。最後の写真はオーナーのヴェルナーさんと。皆さん、ご支援、ご協力ありがとうございます。

オープニングのあと、フランクフルトに数日滞在後、グーベンにあるプラスティネーションの研究所、カッセルで5年に一度開催されるアートの祭典ドクメンタなどの取材をしました。

また、追って報告したいと思います。

では、週末はデパで会いましょう。

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